公益社団法人アルコール健康医学協会発行の、お酒と健康に関する情報誌、書籍、パンフレットなど出版物や教材を紹介します。
アルコールと健康に関する最新の医学情報（2015下半期）
Ⅰ．非臓器特異的な内容、分類が困難な内容
１．疫学・予防的分野
(1) 総死亡
| 1 | 飲酒と循環器疾患・がん・外傷・入院・死亡リスク：前向きコホート研究 | A-110 |
| 2 | 外傷患者におけるアルコール曝露、傷害と死亡 | A-110 |
(2) がん全般
| 1 | 飲酒に起因するがん罹患と死亡 | A-11C |
| 2 | 小児がん克服者における長期的な喫煙状況：小児がん克服者研究から | A-11C |
| 3 | アルコール消費量、BMIとホルモン受容体の状況による乳がんの危険性：Women' Lifestyle and Health Study | A-11C |
(3) ADL・QOL
(4) 母子に与える影響
| 1 | 2003年から2011/2012年のカナダ人女性における妊娠中のアルコール、喫煙習慣 | A-131 |
| 2 | 早産と喫煙、飲酒、薬物の使用、食事内容との関連：ケース・コホート研究 | A-131 |
| 3 | 周産期の薬物使用 | A-131/A-135 |
(5) 小児への影響
| 1 | 大不況と9歳の子供の問題行動について | A-132 |
(6) 青年に与える影響
| 1 | 暴力、薬物、飲酒、自傷に関連する負傷により入院している青年の10年間死亡または再入院 | A-133 |
| 2 | 薬物乱用の開始と学年もしくは二次性徴のステージとの関連 | A-133 |
| 3 | 青年期前期の飲酒における社会的背景は青年期後期の危険飲酒に影響を与えるか？前向きコホート研究 | A-133 |
| 4 | 若年フィンランド男性における喫煙・飲酒・社会要因と口腔衛生との関連 | A-133/A-330 |
| 5 | 思春期の飲酒における衝動と自己制御の思考過程の予測される連合効果 | A-133 |
| 6 | 若年からの薬物乱用と青年期の飲酒運転 | A-133 |
(7) 大学生に与える影響
(8) 胎児性アルコール障害
| 1 | 胎児性アルコール・スペクトラム障害の併存症：系統レビューとメタ解析 | A-135 |
| 2 | Vital Signs:アルコールに暴露された妊娠－アメリカ合衆国、2011-2013年 | A-135 |
| 3 | 妊娠前の飲酒習慣と子供の神経心理学的機能の関連 | A-135 |
(9) 代謝疾患・肥満
| 1 | 肥満外科手術後のアルコールと他の中毒性の異常：罹患率、危険因子、可能性のある病因 | A-136 |
| 2 | 医療従事者における心血管病リスク因子の20年追跡 | A-136 |
| 3 | 肝機能について脱共役タンパクUCP2遺伝子多型と肥満、飲酒の交互作用：大規模メタアナリシス | A-136 |
(10) 高齢者に与える影響
(11) その他、身体的影響
| 1 | 夜勤とBMI・飲酒・喫煙・カフェイン・運動の関連：断面調査 | A-139/A-154 |
| 2 | 酒さと遺伝要因または環境要因の関連：双生児を対象としたコホート研究 | A-139/A-710 |
(12) アルコール依存症
| 1 | アメリカ先住民のギャンブルと飲酒に影響を及ぼす社会文化的要因 | A-141 |
(13) 認知機能
(14) 精神疾患（アルコール依存症を除く）
| 1 | 歯周炎とその後のうつ病との関連：人口ベースの全国調査 | A-152/A-330 |
| 2 | アルコール依存 | A-152 |
| 3 | 40-45歳、ノルウェー人における抑うつ症状とアルコール摂取や社会的要因との関連 | A-152 |
| 4 | 摂食障害患者における飲酒と薬物使用の頻度について | A-152 |
| 5 | DSM-5に基づく薬物使用障害の疫学研究 NESARC-Ⅲ研究結果 | A-152 |
| 6 | 保護観察下の犯罪者コホートにおけるパーソナリティー障害：人口統計、薬物乱用および犯罪的特徴 | A-152/A-162 |
(15) 嗜好
| 1 | 都市のセーフティネット病院患者の禁煙における近隣環境の認識の影響 | A-154 |
(16) 事故・交通外傷
| 1 | 飲酒運転初犯者の性格および認知特性の性差について | A-161 |
(17) 性行動
(18) その他の社会的影響
(19) いずれにも分類されないもの
| 1 | 公衆衛生戦略における感染性／非感染性疾患という分類が抱える問題：疾病複合罹患が示す健康転換期の医療制度のあるべき姿 | A-190 |
| 2 | 成人救急治療部患者の薬物使用における性差：有病率、重症度、治療介入の必要度 | A-190 |
２．基礎研究分野
(1) 青年に与える影響
| 1 | アルコールによるドパミンネットワークの動的な調節不全を回復することで意思決定での不適応は改善できる | B-133/B-210 |
(2) 胎児性アルコール障害
| 1 | 発達中のマウス新皮質におけるアルコール急性曝露後のミクログリアの一過性の活性化は主としてBAX依存性神経変性によってもたらされる | B-135/B-210 |
| 2 | 胎児性アルコールスペクトラム障害モデルラットで母親の鉄欠乏は出生仔のアルコールによる学習障害や海馬と小脳の細胞充実性（細胞密度）低下を悪化させる | B-135/B-210 |
| 3 | 神経細胞でのエタノールによるPKAの活性化はsingle-minded 2遺伝子の発現を媒介している | B-135/B-210 |
| 4 | 胎児性アルコール曝露モデルマウスのアストロサイト・コネキシン分子種の発現での違い | B-135/B-210 |
(3) アルコール依存症
| 1 | シグマ-1受容体欠損マウスでのエタノール関連行動 | B-141 |
| 2 | 前頭前皮質のマイクロRNA-30a-5pは中等度から過剰量のアルコール消費を調節する | B-141/B-210 |
| 3 | 神経芽細胞腫細胞と脳でエタノールはミッドカインと未分化リンパ腫リン酸化酵素を活性化する | B-141/B-210 |
| 4 | 星状細胞のIL-6発現を上昇させたマウスではシナプス機能に関する急性エタノール効果が変化する | B-141/B-210 |
| 5 | リゾホスファチジン酸LPA1受容体の遺伝子欠損処置や薬理学的阻害はアルコール消費の増加を生じる | B-141/B-210 |
| 6 | メラトニン受容体の活性化は依存再発様のアルコール消費を減少させる | B-141/B-155 |
| 7 | 急性離脱時の身体症状と遅延性離脱時の動機付け障害ではアルコール依存に及ぼす影響が異なる：扁桃体中心核k-オピオイド受容体の役割 | B-141/B-210 |
| 8 | BDNFの68番目バリンがメチオニンへ変異した遺伝子多型を持つマウスでは強迫性アルコール飲酒が増加し、この増加はトロポニン受容体キナーゼBの活性化で回復する | B-141/B-210 |
| 9 | グルカゴン様ペプチド1受容体刺激薬リラグルチドは齧歯類でのアルコール強化効果を抑制する | B-141/B-210 |
３．臨床・治療分野
(1) 青年に与える影響
(2) 大学生に与える影響
(3) アルコール依存症
| 1 | アルコール依存症の治療のためのバレニクリン：無作為プラセボ対照試験 | C-141 |
| 2 | アルコール依存的な外来患者で少量と大量飲酒を検出するための尿中エチル・グルクロニドの使用 | C-141 |
| 3 | 総合病院でのアルコール短期介入の効果：無作為対照試験 | C-141 |
(4) 事故・交通外傷
| 1 | 負傷し救急治療部に搬送された患者と一緒のアルコール使用障害のための電話介入の無作為対照臨床試験 | C-161 |
| 2 | 16～25歳の若者におけるアルコール、マリファナおよび双方の影響下での運転 ― アメリカ、2002～2014年 | C-161 |
(5) いずれにも分類されないもの
Ⅱ．臓器特異的な内容
１．疫学・予防的分野
(1) 感覚器系
| 1 | 地中海食、遺伝的変異と加齢黄班変性の関連：前向きコホート研究 | A-310 |
(2) 肺
| 1 | アルコール摂取量と組織学的サブタイプ別にみた肺がんとの関連 | A-42C |
(3) 上部消化器
| 1 | アルコール乱用は非静脈瘤性上部消化管出血患者における再出血と死亡率を増加させる | A-510 |
| 2 | 食道癌診断前の生活習慣が食道癌死亡リスクに与える影響：システマティックレビューとメタアナリシス | A-51C |
(4) 肝臓
| 1 | 非代償性アルコール性肝疾患の急性期治療に関する叙述的レビュー | A-540 |
(5) 膵臓
| 1 | 急性膵炎から慢性膵炎への移行頻度と危険因子の調査：メタアナリシス | A-550 |
(6) 女性生殖器
| 1 | 生涯飲酒量と浸潤性上皮性卵巣がんリスクに関する症例対照研究 | A-64C |
(7) 動脈全般（動脈硬化含む）
(8) 脳動脈
(9) 骨・骨格系
| 1 | 若年韓国人女性における飲酒と骨密度の関連：2008-2011年韓国国民健康栄養調査の横断研究 | A-820 |
| 2 | アルコール摂取と分子サブタイプ別乳がんリスク：Nurses' Health Studyの26年間追跡調査の前向き分析 | A-83C |
(10) 乳腺
２．基礎研究分野
(1) 中枢神経
(2) 肝臓
(5) 乳腺
３．臨床・治療分野
(1) 中枢神経
(2) 上部消化器
(3) 胆肝膵全般
(4) 肝臓
| 1 | 集中的経腸栄養法はコルチコステロイドを用いた治療を受ける重症アルコール性肝炎患者に効果がない | C-254 |
| 2 | アルコール性肝炎に関する最新知見 | C-540 |
| 3 | 肝疾患の調節におけるアルコール性肝炎とHCVの相互作用 | C-540 |
(5) 冠動脈
(6) 膵臓
| 1 | 慢性膵炎 | C-550 |
