ホーム お酒と健康 適正飲酒の10か条 (第5条)やめようよ きりなく長い飲み続け

適正飲酒の10か条 第5条 やめようよ きりなく長い飲み続け

長い時間飲み続けると、自分の適量を超えて酒量が増えてしまい、大量飲酒につながり、また、翌日になってもアルコールを代謝しきれないために、二日酔いになってしまいます。ほどほどの時間で切り上げるようにして、節度ある飲み方を心がけましょう。

どうして二日酔いになるのか

個人差はありますが、2単位のお酒(ビールなら中びん2本、日本酒なら2合、焼酎なら1.2合)を肝臓で分解するのに平均6〜7時間前後かかるといわれます。これは、睡眠によって早まるわけではありません。

例えば、宴会などで、24時までお酒を飲んでいた場合を考えてみましょう。飲み終えた時点で3単位相当以上のアルコールが体内に残っていると、アルコールが抜けるまでに、少なくとも9時間かかると考えられます。そのため、翌朝8時になっても体内にアルコールが残っているという計算になります。

二日酔いの症状

二日酔いの症状

アルコールが分解されてできるアセトアルデヒドは毒性が強く、十分に分解されないで体内に残ると、頭痛がしたり、胃粘膜の障害により、胃痛や吐き気をもよおすこともあります。この不快な症状が二日酔いです。さらに、自責の念から精神的にも憂うつになってしまうことがあり、それが症状を悪化させます。


不適切な飲酒による体への影響

飲み過ぎによる急性影響と、習慣化による慢性影響があります。

 急性影響
  • 人格の変化
    • 自制心を失い、暴力的になる/衝動的になる
  • 酩酊による事故
    • 機敏な動きができなくなる/転落・転倒・溺死が多い
  • 飲酒運転による交通事故
    • 運転能力・判断力がにぶくなる/飲酒運転は殺人行為
  • 急性アルコール中毒
    • 20代の若者と未成年者に多い/「イッキ飲み」は中枢神経を麻痺させ、死に至ることもある
  • 血圧の急激な変化
    • 自律神経に影響を与え、血圧を急激に上昇させたりする
  • 乳幼児への影響
    • 母乳にもアルコールが溶け込んで乳幼児にも害がおよぶ
 慢性影響
  • 喉・食道
    • 口に近い器官ほどただれやすい/食道炎、口腔がん、咽頭がん、喉頭がん、食道がんなどになる
  • 肝臓
    • 脂肪肝・肝炎・肝硬変になる/黄疸になる(皮膚や眼球が黄色くなる)
    • 胃壁がただれる/胃炎・胃かいようになる
  • 小腸・大腸
    • 栄養の吸収が悪くなる/カルシウムが不足する
    • 学習能力が低下する/集中力がなくなる/物忘れが激しくなる
  • 心臓
    • 心拍数が増え、負担が大きくなる/老化を促進する
  • 体力の低下
    • 疲れやすくなる
  • 男性の性腺機能
    • いつの間にか勃起障害になる
  • 女性の性腺機能
    • ホルモンバランスがくずれ、生理不順になる
  • 胎児性アルコール症候群
    • 妊娠中の飲酒が原因で発生する/知能発達の遅延の可能性が高くなる/大小さまざまな奇形をともなう
  • アルコール依存症
    • お酒にとらわれて、お酒なしではいられない生活になり、生活破綻を招いてしまう/早死にしやすい/家族をまきこんで家庭の崩壊を招く
  • 未成年者飲酒
    • アルコール依存症になりやすい/脳細胞の破壊を加速する
  • 喫煙と飲酒
    • がんの発生を促進する/お酒を健康的に飲みたければ、喫煙しないこと
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