アルコール度数の高い飲料は、のどや胃腸の粘膜に強い刺激を与えます。それを繰り返すと口腔がん、咽頭がん、喉頭がん、食道がんなどの原因になることもあります。また、強いお酒は少量でも酔いがまわりやすく、酩酊感も強くなるため、急性アルコール中毒の誘因にもなります。
こういったことを避けるためにも、強いアルコール飲料は薄めて飲むのが体にやさしいといえるでしょう。アルコールの摂取量を少なくすることにもつながります。
チェイサー、和らぎ水の役割
度数の高いお酒を飲むときは、チェイサーを使いましょう。チェイサーとは「追いかけるもの」という意味です。強いお酒を飲むときに用意しておき、お酒を飲んでから、すぐに水を飲むことで、胃や腸への刺激を和らげることができます。日本酒のときには和らぎ水という言い方をします。